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オーディオ入門 / 基本的な接続方法 (レコードプレヤー、アンプ、スピーカー 接続)初心者・低予算

自分と同じ様な年代の方は若い時にオーディオブームを経験してると思う。少ない小遣いで訳の分からないメーカも含めてアンプやスピーカーを電気屋で探してきて接続して音楽を聴いてたので、レコードプレヤーの接続とか理解してるんだけど、最近は「レコードプレヤー買ったけど接続が分からない・・」とか、ステレオ/モノラルの意味を理解していない人もおられる様なので、、

なので超基本だけ書いてみます。(接続例や具体的な機種も)

レコード、人気復活の兆しがある様だし、オーディオに興味を持つ人が増えると幸いです

オーディオの基本・接続

接続の基本は、

○○○プレーヤー類(音源)    アンプ  ⇒  スピーカー(左右)
 ・ は、RCAケーブル等
 ・ は、スピーカーケーブル

 ★ 基本、ステレオでLとR(左右)を各々接続
 ※ スピーカーはアンプが無いと駆動できません)

  • ○○○プレヤー(デッキ・端末等):
    レコードプレーヤー、CDデッキ・プレヤー、FMチューナー(ラジオ)、MP3プレヤー、ネットワークプレヤー、カセットデッキ、PCスマフォ、テレビやゲーム機の音声 等が当てはまる。

    ・尚、レコードプレヤーはフォノイコライザーを通す必要がある(後述)。
    ・PCやスマフォは、デジタルをアナログに変換して接続(DAC。後述)。

    ※ 機器間の接続の基本はアナログ。なのでジャックさえ合えば基本は接続できる。機器間 はRCAケーブルが一般的。
    USBとか、bluetoothとか、LANとかのデジタル接続もあるけど)

  • アンプ 
    スピーカを駆動するならアンプは必須。○○○プレヤーからの微小な音楽電気信号を調整してスピーカから音が出る位に増幅する。複数の○○プレヤーを接続して、チャンネル切り替えしてそのプレヤーが鳴らしてる音楽をスピーカに出力できる。楽器用アンプ等と区別する為、オーディオアンププリメインアンプと言ったりする。

    レシーバコンポ:アンプとプレヤー機能(ラジオやCD、ネットワークとか)と合体したアンプ(○○レシーバーと言う)もある。

    AVアンプ:映像(TVや映画)の為のアンプ。5.1チャンネルとかスピーカーを左右だけでなく後ろや中央にも配置。音を立体的に再生して映像の臨場感を増すようになってる。純粋に音楽を聴くオーディオ(ピュアオーディオ)と区別してAV(audio visual)と呼ばれる。本記事では触れない。以下参照。

    超初心者のための「AVアンプって何?」 | Denon 公式ブログ

     あと、アンプはプリアンプ部と後段のパワーアンプが別の物もあるけど、ここでは説明は省略。手頃なアンプは特に説明がなければプリ部とパワー部を含めたプリメインアンプ

  • スピーカー 
    音の出口。音楽電気信号を音として出力する。基本はステレオで左右の2つスピーカで1組。(昔はオーディオの事をステレオと呼んでたりもしたなー)
    2WAYスピーカーが多い(ツイータとウーファーが1つの箱(スピーカーボックス)に入り、箱の中でネットワーク(有線)を介して分岐してます)

    尚、ここで挙げてるのは普通のスピーカー。勿論パッシブスピーカー。純粋なオーディオスピーカ。
    以下のはちょっと違う。

    ◇アクティブスピーカー(パワードスピーカー)は、アンプが内臓されている。よって前段にアンプは不要だけど、色んな○○プレヤーの音を切り替えて聴くには切替機等が前段に必要。どちらかと言うと楽器再生むき(マイクと楽器と音源をミキサーで混ぜてモニターするとか)。PC用の小型スピーカもこのタイプが多い。
      例)マイク&楽器&音源 ミキサーアクティブスピーカー
    尚、「モニタスピーカー」と呼ばれてる物は、普通のスピーカとアンプ内蔵の2種類あるので、どちらのタイプか確認する事。

    サブウーファー: 低音専用の外付けスピーカー。左右のスピーカに加えて1つだけ追加(低音は指向性が無い為、1つでも弊害が少ない)。アンプ内蔵のアクティブタイプが多い。アンプ側にサブウーハー用のジャックが付いてる必要がある(なくても繋げれない事もないが...)。無理にサブウーファを追加する必要はない。使うとしてもバランスが崩れない様にサブウーファの音量はあまり上げない。

    Bluetoothスピーカは、スピーカの前段にBluetooth受信機とアンプが内臓されてるスピーカー。スピーカーも小さいので、低域は無理してアンプ部で上げるので、どうしても音質は悪くなる。
    当然、音質は普通のスピーカー(オーディオスピーカー、パッシブスピーカー)が一番。

    ヘッドフォン は、アンプに接続しても良いけど、○○プレーヤ側にヘッドフォン用の簡単なプリアンプが内臓されて直接接続できるのも多い。

接続ケーブルについて

 機器間は基本はRCAケーブル。但し、機器によってはピンプラグやフォンプラグ、バランス型(XLR)の場合もある。機器間でジャックが異なる場合は、変換プラグを使って接続すれば良い。(こういうの⇒ https://amzn.to/3TUYzVS

尚、デジタル(USBや光(optical))の場合は、アンプ側がデジタル入力に対応していない場合はDAC(後述)にてデジタルをアナログに変換する必要があります(変換ケーブルでは対応できません)。

機器とスピーカの間はスピーカケーブル(ただの導線。後述)
(但し、アクティプスピーカーの場合は、アンプ内蔵なのでアンプと同様のRCAやフォンやXLRのジャックになっている)

 

オーディオアンプ購入時の注意点・接続

アンプはピンキリなので、何を買えば・・と迷うと思う。

音の良し悪しはさておき、接続できなければ聴けないので、以下は必ず確認する事。

◆入力端子があるか? いくつ、どんな種類があるか?:

入力する口(AUXLINE IN等の入力端子)がアンプ側にあれば、各種プレーヤー類が接続できるが、無いと接続できません。端子が複数あれば多種の物が接続できます(切り替えて色々聴ける)。詳細はアンプの仕様・取説を参照。

⇐この様なRCAジャックが一般的。イヤフォンジャックと同様のピンジャックのもある。

RCAケーブル(赤・白のジャックのやつ)で接続するのが一般的。こういうの👇(ジャックがRCAでない場合は変換ケーブル買えば良い)

あとレコードプレヤー接続する場合は、フォノイコライザーが必要。昔はアンプに付いてて当然だったけど、最近のエントリークラスのは付いてないアンプもある。逆にレコードプレヤー側に付いてる物が増えてる。

LAN光デジタル接続端子が付いてるアンプも多い。デジタル接続はCDやTVでは一般的。

ニコンは、○○プレヤー機能とアンプとスピーカがセットになっていて便利なんやけど、最近のはAUX端子が無い(拡張性が無い)機種も多いので良く確認する事。昔のならAUX複数付いてたけどね...

USBが付いてるアンプは、USBメモリが読めるだけの物と、DAC機能が内臓されていてPCやスマホとUSBで接続できる物とある(エントリーモデルはUSBメモリ読めるだけのアンプが多い)。

bluetoothが付いてるアンプは他の機器とbluetooth接続して音声データを受信できる。(つまり受信機能)

◆機能を確認:

 アンプでも、アンプ単独機能のもあれば、FMチューナやCDプレヤーやネットワーク機能が付いてるアンプ(=レシーバー)もある。どんな機能があるかは知っておいた方が良い。最近のはネットワーク機能がついていて、spotifyとかストリーミング音楽も聴けるレシーバーも多い。DAC付きもある。

レコードプレヤーを接続する場合

 アンプにフォノイコライザーは付いてる場合はPHONO入力端子があり、そこにレコードを接続する。あとアースも付いてるはずなのでそれも接続。もしPHONO入力端子が無い(フォノイコライザ付いてない)場合も、入力端子(AUX LINE IN等)があれば、前段にフォノイコライザがあれば、そこに接続すればOK。以下の接続例を参照。

超初心者のための「フォノイコライザーって何?」 | Denon 公式ブログ

(レコードプレヤー接続の例)
  • レコードプレーヤー ⇒PHONO端子:アンプ(フォノイコライザー付き)⇒スピーカー 
  • レコードプレヤー ⇒ フォノイコライザー ⇒AUX端子:アンプ ⇒ スピーカー  
  • レコードプレーヤーにフォノイコライザが内臓されてるなら、
    レコードプレヤー
    (フォノイコライザ付き) AUX端子:アンプ ⇒ スピーカー 

  • もっと簡易的にレコードだけとりあえず聴ければ良いと言うなら、
    レコードプレヤー(フォノイコライザー付き) アクティブスピーカー 
  • 音質に拘らず、レコードプレーヤにblutooth付いてるなら無線で、
    レコードプレヤー
    bluetooth、フォノイコライザ付き) bluetoothスピーカー

  • あと、レコードプレヤーにヘッドフォン端子があればヘッドフォンで聴けますが・・・ 是非アンプ経由でスピーカーで聴いてほしい。

スマホやパソコンからの音楽を聴く場合(DAC)

イヤフォンジャックがあるなら、そこからアンプに接続すれば聴ける。USBしか無い場合や少しでも高音質で聴きたい場合はDACを用意する(DAC=デジタル音声データをアナログ電気信号に変換する機器)。
アンプ側にDAC機能やbluetooth受信機能があれば良いが、無い場合は下記の太字の機器を別途購入。

  • PC・スマホのイヤフォンジャック  AUX端子:アンプ ⇒ スピーカー
  • PC・スマホ--USBー>DACAUX端子:アンプ ⇒ スピーカー
  • PC・スマホーーbluetoothー>bluetoothレシーバー ⇒ AUX端子:アンプ ⇒ スピーカー
    (音質は、DAC > イヤフォンジャック or bluetooth の順)

DACの代わりにオーディオインターフェースでもよいけど、楽器やマイク音をPCに取り込む等がなければ、無駄な機能が付いてる為、DACで良い。

メモ)DACについて  アナログ音声信号をアンプで増幅してスピーカーを駆動するが、パソコン等で扱うデジタルデータ(mp3とかストリーミング音楽とか)は、数値データの集まりでそのままでは音になりません。それをアナログ音声信号に変換するのがDACです。
イヤフォンジャックや小スピーカーを内蔵してるPCやスマホは、内部に簡易的なDACを持ってる(でないと音は聴けない)。が、ノイズ対策や性能的に弱い為、DAC専用の装置を外付けする。

メモ2)PCでの録音にはAD機能が必要(アナログをデジタルに逆変換)
 オーディオインターフェースには
前述のDA変換と、更にAD変換機能が付いてる。PCやスマホにてUSB経由で録音する場合はこのAD変換が必要となる為、オーディオI/Fが必要。
マイク・楽器・○○○プレヤー類 ⇒ オーディオI/F ーUSBー>PCやスマホ

その他(カセットやCD、その他)と接続

 その他の○○プレヤーとの接続の基本は、レコードプレヤーとの接続と同様。但しフォノイコライザーは不要。
また、アナログ接続だけでなく双方が対応していればアンプと光デジタル接続も出来る(CDやTVは光デジタル出力対応も多い)。

スピーカとアンプとの接続

 アンプとスピーカはスピーカーケーブルで接続するだけ。だいたいはスピーカー購入すれば、付いてるけど +と-を接続するだけの単純な電線みたいな物で接続。

注意点としては、左右(RとL)と位相を間違えない事。

・左右(RとL)はアンプ側に書いてるのでその通りに配置・接続すればOK。スピーカは特に指定がなければ、右用とか左用とかは無い(指定がある物もあるが)。

位相は、スピーカの後ろの赤の端子はアンプの後ろの赤の端子に、黒は黒に繋がる様に接続する事。左右両方とも間違えない様に。両方間違えるなら問題ないけど片側(右だけとか)間違えると位相が反転して、ステレオ(右と左に分かれてる音源)で聴いた時に違和感が出たり中央に定位しなかったりするので。

スピーカの許容W数を超えてアンプのパワーがあるとスピーカ破損の危険あり。パワーがあってもボリュームをそんなに上げなければ問題ないけど。
あとスピーカーの抵抗は4Ω~16Ω程度であれば、だいたい問題ないはず。

何を買う・エントリーモデル例(候補)

色んな機種があるし、毎年色々新製品でるし、中古も色々あるし、前述の事を考慮して自分で探してもらうしかないけど、、、とりあえずそんなに高くない範囲でエントリーモデルを例として挙げときます(別にこれがベストと言う訳ではないでー💦 予算があるなら、もっと高いのを探してー)

◆手頃なアンプ(レシーバー)だと👇これとか。チューナやCD、bluetoothも付いてる。

但し入力端子はAUX端子が1つだけなので、レコードプレヤーを接続するなら、フォノイコライザーが前段に別途必要。あと、端子が1つだけなので1種類しか接続はできない。

追記:👇DAC機能も付いてるレシーバ(スピカー付なのでミニコンポ)なら、これ。コスパ高そう👇
SC-PMX900: https://amzn.to/48fhXkf
とか👇

もっと安い中国製のアンプとか無名メーカーのアンプも色々あるので、amazon等で調べてみると面白い。逆にもっと予算があるなら、いくらでも良いのありますが・・・

👆純粋なアンプ。入力(aux)が複数あるしPHONO入力もあるし。CDとかラジオも聴きたいならCDデッキやチューナを別途購入して接続する必要はあります。ネットワーク機能等ありませんが、アンプの基本系とも言えますね。
bluetoothが必要なら⇒ 
https://amzn.to/3UUJd4L
Yamaha なら⇒ https://amzn.to/498aZ14

 

◆レコードプレヤー:👇これ、フォノイコラーザー付なので、フォノイコライザを別途追加する必要がないので便利かも。安い機種なのでレコードプレヤーとしての性能は分りませんが、とりあえずって言うなら。

bluetooth付いてる方が良いなら👇とか

https://amzn.to/49uVjFD

 

もう少し予算があれば、

👆Bluetoothで音を飛ばせるのでとりあえずBluetoothスピーカーで聴けるし、フォノイコライザも付いてるし、アンプにも接続できるので、少しづつ環境構築していくのにも良いかも。(せっかくなので、ステレオでアンプ・スピーカー通して聴いてほしいけど)


◆スピーカー:
これは安い割には評判よい。他にもスピーカは色々あるので調べてみて

カセットデッキもまだ売ってる😎(CD付👇)

 

自分の音楽環境(接続例)

参考になるかどうかわからんけど、こんな感じ👇
👇そんな大した機材は使ってません💦

👆あと、上図に無いけどギターやマイクはミキサー付オーディオI/Fに接続してから、アンプ経由で音を聴ける様にしてます(👇に書いてる)。PCで録音もできる。
https://sky-oto.hatenablog.com/entry/202309syncroom#おまけ自分ちの環境接続図

👇チューナー+ネットワーク機能が付いたアンプ(レシーバー)

👇レコードプレヤー

👇カセットデッキ

👇所持してたオーディオ機器

👇オーディオインターフェース(ミキサータイプ)

このあたりを参考にして下さい。

 

IIJmio(みおふぉん)

最後に(まとめ)

イヤホンは左右で一組(ステレオ)だけど、片方を予備!?と思って片側だけ付ける人がいてビックリ! 予備ではないですよ。理解した上で片耳で聴くなら良いけど。(片側だけ接続だと自動的にモノラルなる物が多い様なので、わかっていてそうしてるならOK。ステレオやモノラルの意味は検索すれば出てくるので調べて)

あと、イヤフォンジャックに直接スピーカーを接続して、音が出ないとか音小さいとか言ってる人も多い(アンプを知らない?)。

昔なら雑誌や本で知識を得たけど、今はネット検索すれば直ぐ分かるのに・・(ただ、SNS等の噂や勘での記事は信じない様に)。

アナログ音声電気信号とデジタル音声信号の違いも、詳しく知らなくても良いけど超概要は知ってほしい。(USBのジャックとイヤフォンから延びる線を、いくら改造して結線を変えて接続しても音は出ませんよ。デジタル⇔アナログは、DACやADCが必要。アナログ同士なら結線変えたり変換プラグでなんとかなるけど)

大型家電店等のオーディオ系の製品を多数置いてる店があるなら、行って色々試聴してほしい。高級オーディオから気軽なbluetoothスピーカー等まで色々。(ヨドバシとかビックカメラで)
値段と仕組みと音の違いを体験した上で、予算や環境から自分に合った製品を買いましょう。

 

PS.

今週のお題「ほろ苦い思い出」らしい。。。
ほろ苦いどころか、「強烈に苦い思い出」「人生が変わったかもしれない思い出」は以前書いたこれ👇ですー。今思い出してもドキドキする・・・

あと、今年も豆食った。順調に数が増えていく💦